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私デザイン/石岡暎子 |

石岡暎子さんといえば、私くらいの世代なら、
まずマイルスデイヴィスの「TUTU」を
思い浮かべるのではないかな?
まだレコードジャケットの時代で、
マイルスの顔のモノクロの深い陰翳が
衝撃的なジャケットだった。
CDと違ってレコードは大きさがあるから
迫るモノの度合いも違ってくる。
最近のCD世代の子でもジャケ買いってあるのかな?
石岡さんはグラフィックでも地位を築きながら、
なお野心的に新しい分野でのデザインに挑戦していった方だ。
アカデミー賞だとかグラミー賞だとか華々しい受賞歴は、
気絶しそうなくらい眩しい☆クラクラします。
映画「MISHIMA」「ドラキュラ」「セル」の
アートディレクションから、ビヨークのビデオの
監督やシルクドソレイユの衣装デザインまで
手がけていたとは知らなかった。
恐れ入リましてございます。
資生堂やパルコの仕事が出来るだけで、
私の感覚からしたらもう充分な成功だ。
80年からNYに拠点を移し、あえて新しい
分野へゼロから挑戦するほどの野心など
持ち合わせがない。小心者なら、これまでの
地位を放り出すことにまず怯える。
石岡さんは、直感力と決断力がすぐれていて、
果敢に行動する力にも満ちあふれていて、
数々の制作上の難関がこなされていくところが
小気味いい。こちらまで力を分けて貰える気分。
魅力的で楽しく読める、いい一冊です。
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書籍06.1.18更新
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