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クローバークトゥルー


「クトゥルフ」「ク・リトル・リトル」などとも。正確には発音することはできない、ということになっている。英語では、Cthulhuと綴る。
邪悪な神の名前らしい。

クトゥルー神話、と呼ばれているものは、H.P.ラヴクラフトの小説群の中の設定が基になっている。「一部の憑かれた人間が、太古の邪神を崇拝している。その邪神は実は宇宙から来た生物で、時空間を超越したそれらの能力の前には、人類の文明や叡智などひとたまりもない」というのが基本的な筋立て。だいたい話の主人公が、触れてはならない知識に触れ、死んだり発狂したりして終わる。

原典から順番に読破してやるぜ、と思い、『ラヴクラフト全集』(創元)を買って読むと、これがやたらと眠い文章で読了するには骨が折れる。またラヴクラフト本人の著作では、あからさまに「邪神だぜ」なんて云っているものは少なくて、肩すかしを食うかもしれない。

少ししか読んでないんであんまり大きなことは言えませんけど。

でも、キングやクーンツに慣れた読者の目でこの文章は辛いだろ、と、やっぱり個人的には思う。十分面白いし、雰囲気はよいのだけど。

では、今わざわざ、そのような旧い作家の作品を持ち出して「クトゥルーが…」なんて云うことの意味があるのかというと、この設定が生み出した二次創作を読むために、ある。

寧ろ、クトゥルー「神話」と云うときには、ラヴクラフトのオリジナル以降に派生した二次創作全体を指している。

神話を体系化しようとしたダーレスらの諸作品は、青心社『クトゥルー』で読むことができるが、SFやホラーやミステリ(!)分野で、設定だけ借りました、というものも含めると、その数は膨大。


最初からクトゥルーものとして読むのではなく、読んでいくうちにそれらしい地名や書名が現れ、「んだよ、クトゥルーかよ!」とニヤニヤすることのほうが多い。

…要するに、ニヤニヤするための内輪の基礎知識。


たとえば、一番有名なのが「ネクロノミコン」(アル・アジフ)という書物。どんな話でも、この書名が出てきたとたん、
「来た来た来たぁーー!!」
と盛り上がってしまうのが、その筋の人である。

しかしこの書物、あまりにも言及されすぎているため、私などは本当にこの書物があるのではないかと思えてくる。

…いや。

何を言っているのだ。
実際にあるではないか。

そうだ、あった。
…次(1/2p)



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投稿者 未有音の空間
カテゴリー クローバー人名・団体名

02.9.24更新


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