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河口慧海「チベット旅行記」 |
河口慧海:1866年大阪堺生まれの僧侶。チベットに仏教の原典を求めるために僧籍を離れ、1897年に船でインドに渡り、ダージリンやムスタンでチベット語の勉強などの周到な準備を整えた末、1900年にヒマラヤ山脈を越えて西チベットに入る。マナサロワール湖やカイラスを巡礼した後、日本人として初めてラサに入り、セラ寺に入門。漢方薬の知識を生かして人望を集め、ダライ・ラマ13世に謁見するまでになるが、日本人であることが露見したために急遽ダージリンに脱出。その後も中国、インド、ネパール、チベットを訪れ、在家仏教を起こすなど、日本のチベット学の始祖として知られる。1945年、「チベット語辞典」の編纂半ばにして没。享年80歳――。
‥‥今から100年以上も前に、こんなスゴイことをやってのけた人がいたとは!
チベットに旅行することに決めてから、電車移動の時間などを使って何か関連文献に目を通しておこうと思って読み始めたのが、河口慧海の「チベット旅行記」。これがもう、メチャクチャ面白い! 現在でさえ、よほどの重装備でなければ乗り切れないような険しいルートを、この人はほぼ徒歩だけで踏破してしまったのです。しかもラサに潜入して、僧侶として人々から慕われるようにまでなるとは。その行動力と信念の強さにはただただ圧倒されるばかり。しかも、チベットの風俗や自然の描写なども的確で、読んでいてグイグイ惹き付けられるのです。
ひさびさに、寝る時間を削ってでも読み耽りたい本に出会いました。
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書籍03.7.10更新
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