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平均律 |

昭和末期、原宿に平均律という喫茶店があった。
木を主体にした内装、常に流れているバロック音楽、棚に並べられて選べるカップ、萩原珈琲店の豆、だから少し高めの価格などその後珍しくなくなったスタイルのハシリともいえる店である。
原宿の街の喧騒とは全く不似合いの、だからこそ印象の強い店は人気を呼び、多くの常連客もついていた。もちろん珈琲の旨さには定評があったということをわすれてはいけない。これに関してはマスターが一家言あるのでわたしはよけいなことはいわない(だいいちわたしは紅茶党だ)。
しかし、バブルの時代になり、おなじみの地上げにより閉店を余儀なくされマスターは東京の奥のほう(五日市)に引っ込んでしまった。
しかし、11年のインターバルを経て、昨年、こんどは東横線学芸大学の駅前に再度オープン。店名はもちろん「平均律」。
内装やバロック音楽そして豆の味などみんな昔のまま。マスターは11年ぶん歳をとったわけだが、もともと年齢不詳な人なので、あんまり変わりない。
時代の流れを感じるのは、かつてはレコードしかかけなかったのが、CDもかけるようになったこと、マスターが携帯電話などをもっていること、くらいか。
メニューは、かつてよりも増えた。中国茶(これはマスターの配偶者のエサリさんの趣味であろう)がはいったり、いろんなケーキがあったり(これは土地柄かな)。
お気に入りの店なので、内緒にしておこうと思ったのだけど、どうもこのデフレの時代、このスタイルの店はかつてのようには人が入ってくれないらしい(雑誌に取り上げられたあとの客足も明らかに違うんだって)。それじゃぁ紹介しないわけ
にはいかない。
いま、しらべたらウェブサイトもあった。これも時代だな。
(でも、このサイトはあんまりうまくないね)
http://nature-my.hp.infoseek.co.jp/...
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飲食店03.1.25更新
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