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西洋事物起原 |
ヨハン・ベックマン(独・1739〜1811年/事物起原は1780〜1805年の著作)による、主にドイツを視点の中心として、西洋に於ける様々な事物や出来事の発見・起源・伝播などを記した書物。言わば百科辞典のひとつひとつの項目を、ヨハン・ベックマンの知識を通して少々長く書かれたような本。読破するよりは興味のある項目を適当に選んで読むと気軽に楽しめる。内容が古く、現代そして東洋にまで派生していないので資料としては物足りないかも知れないが、欧羅巴の往時の生活ぶりが偲ばれて非常に面白い。
例として簡単に挙げれば、「馬車」は如何に広まっていったか、時として何ユエに規制されたか、誰それの馬車はどんな様子であったか等であるとか、「街路照明」は何処の通りでまず広がりを見せたか、他の国ではどうだったか、燃料やそれに付随する職人達について等々。
*この本の題名について。
ベックマン自身が付けたのは『発明の歴史についての論文集』、英訳は『発明・発見・起原の歴史』。日本での刊行に当たり『西洋事物起原』が適切と判断された。この経緯も内容の参考になると思い、記載しておく。
◎私のいい加減な説明よりも、
気になるその内容(ダイヤモンド社版)
第1巻
イタリア式簿記/行程計/楽譜の書取り機/水銀による金・銀鉱石の精錬ーアマルガムによる金メッキ/金メッキ又は乾式メッキ/金色ワニス/街路照明/図書の排他特権/図書の検閲/カレンダー/カレンダー(続き)/リボン織機/大時計と携帯時計/大時計と携帯時計(続き)/ブドウ酒の混ぜもの/保険/チューリップ/電気石/秘毒/図書目録/木製ふいご/磁気治療/リトマス苔/野営用製粉機/銃・激発装置/着色ガラスー人工宝石/馬車/水時計/パイナップル/あぶり出しインク/拡声器/封蝋/つり鐘型潜水器/カナリア/穀物製粉機/緑青又はスペイン緑/サフラン/明礬/鷹狩り/泥炭/チョウセンアザミ/雷金/製材機/印紙
第2巻
人造真珠/街路の舗装と清掃/自然物の収集/煙突/ハンガリー水/コルク/薬種商/ソバ/検疫/壁紙/ケルメスとコチニール/筆記用ペン/伸線/鞍/あぶみ/蹄鉄/いかだ/群青/コバルト、呉須、花紺青/レース/七面鳥/バター/庭の花/金融業/金属の化学的名称/亜鉛/鯉/文献/鏡/ガラスのカッティングとエッチング/石鹸/茜/手品師、綱渡り芸人、機械人形など/夜警
第
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