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幻のスーパーカー 福野礼一郎 |
青年期に影響を受けた本、その2。
いやあ、自分、逃れるつもりもないくらいにスーパーカー世代です。ウェッジシェイプ大好き。イタルデザインの御大の素っ頓狂なアイディア、ベルトーネといやあ実はこのおヒトなチーフデザイナーの超シャープなエクステリア。お二方サイコー!だからヨーロッパよりはエスプリ、BBよりもカウンタックなのです。で、小学生の時分に持ってたカードはアリタリア航空カラーのストラトスが未舗装路を驀進してるカットのヤツでした。童夢ゼロの、車体表面が平面グラフィックデザインかいっ、ちゅうくらいカッコイイ窓やルーバーの配置に未来を突き付けられてウットリしてました。ランボルギーニが作ってるBMW!のE26なんていうミステリアスな登場をしたM1とか。
(まだまだあるけどキリがないので、このへんで)で、そーんなスーパーカー達の実態を暴いたのが本書でした、と思ってます。「クルマの素質は物理法則から逃げることはできない。そして各々の素質はパッケージングを見れば看破できる」と喝破された文章。それまで読んで仕入れて浸ってた知識による感覚的な価値判断の基準を吹っ飛ばされました。そのあまりの看破な喝破さ(?)は、それをいっちゃあおしめぇよ、なレベルまで突き詰められてしまってます。
でもそれも決して憎くてやっているんではなくて、「好きこそ・・・」を突き詰めてったらソコまで言っちゃった、正体が見えちゃったから仕方ない。そんで、見えたことを伝えるのにウソはつきたくない。だから生まれた(んだと勝手に解釈してますが)、スーパーカー各車についての名文・名解説の数々。
「なるほどそういうことだったのかー!」あまりに濃くて(プラス対象の希少さと高額さゆえに手が届きにくいので実用的でないと脳に判断され記憶できない)一読では味わい尽くせないので何度も読みに棚までいってしまう、まあとにかく、私にとって良い夢を見させてくれる、今後も手放さないであろう、いい本であります。
(ああすいません、本書にヨーロッパとエスプリと童夢ゼロは出てきません、でもウェッジシェイプじゃないけどポルシェ・ターボは出てきます)
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自動車・バイク・自転車08.7.17更新
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