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『大奥』よしながふみ |

『大奥』よしながふみ
塩野七生の小説を読んでいるような。
よしながふみには、
『きのうなに食べた?』で初めて出会った。
もっぱら、食べ物が好きだということと
うちでご飯作るときに、これは参考になる。と
そんな動機づけを自分の中に固めてみたんだが、
むしろ、話の中の、
主人公のゲイのふたりの会話に
何か自分が持っていないものを感じることが多くて。
それから対談集『あのひととここだけのおしゃべり』を経て
ようやく『大奥』にたどり着いた。
「恋愛至上主義」の心では
決して見えない人の心のやりとり。
現実を冷静に見つめられるということと
人間の心が読めないということは相反さない。
歴史好きな人。
現実的な人。
人の心の機微に、興味がある人。
そういう人が読むと楽しめます。すごく。
この先、どのように展開するのか。
どのように終わらせるのか。
愉しみでそして怖くもある本に手をつけました。
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