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ルートヴィヒ 【復元完全版】 |

Ludwig
1973年、伊=仏=西ドイツ
監督:ルキーノ・ヴィスコンティ
出演: ヘルムート・バーガー、ロミー・シュナイダー、トレヴァー・ハワード
1864年、バイエルン。
18歳で即位した若く美しい国王ルートヴィヒ 世。
心酔するワーグナー(ハワード)にも
恋慕するオーストリア皇后エリーザベト(シュナイダー)にも想いは届かず。
1870年、普墺戦争の大敗で発狂した弟オットー 世にショックを受けた彼は
世間に背を向け、自らの世界に没頭していく。
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渋谷のBunkamuraにて鑑賞。
久しぶりに心を奪われた映画でした。
シャンデリアから衣装、白鳥が泳ぐ洞窟まで
貴族出身であったヴィスコンティが作り上げた完璧なまでの豪華絢爛な世界。
静謐で美しいワーグナーの音楽が物語を彩り
ヘルムート・バーガーがその狂気な美しさを最大限に活かして
ルートヴィヒを熱演しています。
シンデレラ城のモデルとなったノイシュヴァンシュタイン城を建設したことで
知られるルートヴィヒ 世ですが、その生涯はただただ孤独であったと思います。
エリーザベトの言葉を借りるなら
『感傷的な友情は幻想にすぎない』
自らの存在理由のためワーグナーのパトロンとなり、
奇想天外な城の建設にとり憑かれたルートヴィヒ。
その生涯は祖父ルートヴィヒ 世と同じ日に生を受け、
40歳で謎の死を遂げるまでずっと夢に耽っていたようでした。
特に心に残った場面は3つ
遠乗りした雪山でエリーザベトと口づけを交わすシーン。
まるで絵画から抜け出たようなふたり。
本当に美しかった…。
享楽主義であったワーグナーが夫人コジマの誕生日に『ジークフリート牧歌』を送るシーン。
あまりの素晴らしさに胸が震えました。
しかしながら、唯一の理解者(エリーザベト)を得られなかったルートヴィヒとは対照的で切ない。
シュタンベルク湖畔で医師フォン・グッテンと共に水死体となって発見されるシーン。
エリーザベトに“欧州一美しい王”と言わしめた若き日の面影はどこにもなく
余りにも侘しい最期でした。
約4時間という超大作ながらも無駄な箇所はひとつもなく
“ルートヴィヒ”を表現するうえでどれも必要不可欠なシーンであったと思いました。
ただ、ルートヴィ
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