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GNH(Gross National Happiness) |
GNP(Gross National Product)のもじりです。
ブータン国王が、持続可能な国家建設を達成するため「GNH=国民総幸福度」を追求すると宣言しました。1970年代のことです。
君主制のブータンにはこれまで憲法がなく、採択に向けて準備を進めている真っ最中です。2005年に提出された憲法草案に、実際にこのGNH宣言が盛り込まれました。ブータン、本気です。
ブータンは1974年ごろまで「鎖国状態」にありました。もともと、「秘境」と言われるほど人が入りにくく、西洋科学文明の手の届かないところで、自然や伝統文化を大事にしながら暮らしてきたといいます。ブータンは国土の約70%が森林で、耕作地や放牧地は10%です。そのわずか10%の土地で農業など代々営む中で、必然的に土地を末長く大事に使うための知恵や価値観が育まれてきました。また森林は、山ばかりのブータンで土砂災害から地域を守り、乾季のときのために水を貯めるのでやっぱり重要でした。
伝統的な暮らしを大切にしてきたブータンですが、食料自給率が低い(1960年代で60%)ことや、エネルギー源となる薪伐採などで森林が減少することなど、解決すべき課題もありました。そこで1970年代以後は、近代システムを取り入れながら、少しずつ経済発展を進めていきました。
たとえばマイクロ水力発電。ヒマラヤ山岳地帯に位置するブータンは土地の高低差が激しく、かつ山間に集落が点在しているため、大きな発電所を建設して送電線を張り巡らすのではなく、村1個分をまかなえる程度のマイクロ水力発電を作る試みがJICAの無償資金協力でなされました。この発電方式は、CO2を排出しないクリーンなエネルギーとしても注目されています。
環境に配慮し、必要なものを必要な分だけ取り入れる自制心を保ちながら、豊かになっていく。上記はそんなブータンの姿勢の一端を示しています。
しかし、ブータン社会そのものは、急激な西欧化の波にさらされているのが現状です。貨幣経済が広がり、外部からの情報が流れ込んできているためです。
まだまだ少ないとはいえ、村々にも家電製品は少しずつ普及しています。お母さんたちは、洗濯機や炊飯器で家事が大変楽になる一方、テレビで家族の会話は減ってしまいます。
お金とモノと情報の流通量は、都市と地方で違ってきます。人がますます都市に流れ、経済格
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エンターテイメント07.8.12更新
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