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ネペンテスの日記
08.6.9
異常心理学の元へ 秋葉原の通り魔殺人について

 かなり昔、異常心理学をカジッタことがある。心理であるから病気ではない。今の医学では病気として扱われ始め、何らかの治療をしているらしいが、根本的に完治するのかは私は判らない。

 心理学の中で私が興味を持ったものの中に、「死」に対しての考えかたがある。

 死に関しては年齢によって、段階的に変化があり、最終的には人間の根本的な出来事とであり、生理現象だと理解するもの。上手くできたもので年齢が上がるにつれ(自分の死が近づくにつれ)理解がまし、死を受け入れ得るようになる。生命とはそういうものである。

 だが、私が開いた教科書には「人の命を悪意なく奪う」心理はない。殺人とは怒り、悲しみ、憤り、苦しみ、など感情の中から起こる行動ではないだろうか。何かの感情がまったくない状態で「人を殺す」などという心理はありえない、私はそう思う。

 だが実際起きている。人を殺したいから殺した、平然とそのようなことをいう人間がいる。私はどうしても信じられない。まったく関係のない人間をガラスを割るごとく壊してしまう、命を物のように思う人間が居ることを。終いには死刑になりたいから人を殺すなどという殺人者までいる。

 異常心理学は異常な人間を対象とした学問である。どの教科書にも出ていないのはもう「人間ではない」人間がこの世の中出現し始めているのだろうか。

 始めに書いたように「感情のない殺人」は病気なのだろうか。病気と扱うのなら治療は可能なのだろうか。完治はするのだろうか。それよりも人殺しをする前に病人として回りの人達が気づくだろうか。

 私は思う。異常な心理になる人間は子供の頃の影響がほとんどだという。温かい家庭としっかりとした教育がなされていれば、一生「普通の人」としていられる。異常な人間を問題にする前に、異常な家庭、異常な教育がなければこのような悲劇は生まれないということを我々は知らなければならないのではないのか。

 秋葉原で不幸にも亡くなられた人たちのご冥福を祈ります。


 



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