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涙腺子の日記
07.5.22
春は土の薫り

「Russet Burbank」と云う「男爵」が「Mayqueen」号に乗って長崎「デジマ」を訪れたのは、当時「トヨシロ」国を統治していた族長に対してキリスト教と欧米文明を授け、南米に於ける「インカのめざめ」がそうであったように、彼等をして植民地の奴隷と化した民の番人に「陶冶」しようとする意図があった為と思われる。陶冶(とうや)された彼等を「黄爵」と呼ぶのは黄色人種の支配者と云う意味だろうが、やがて彼等が東国から蝦夷地へと進攻し、未開の地に文明の「きたあかり」を灯したのは決して偶然ではないのである(笑)。

ことほど左様に、ひと口に馬鈴薯と言ってもその種類は数多く、畑を耕して畝を作り、いざ何を植えようかと考え始めると、寝ている暇もないほど悩ましくなる。

しかも

松本市から借りた土地は素人には銀河系より広いとさえ思われ、その広大無辺なる土地を有効活用しようと意図すれば、アッチの端からコッチの隅まで苗を植えたり種を蒔いたりするだけで身体中の骨が軋み、腰が砕けて息も絶え絶えになる。

***

結局植えたり蒔いたりしたのは

「きたあかり」の種芋・長葱・胡瓜・ピーマン・枝豆・ニラ・ゴーヤ・ミニトマト(黄&赤)・トウモロコシ・辛胡椒・二十日大根・バジル・紫蘇・ミント・タイム・ヒマワリ・かすみ草・ラベンダー・千日草など。

この歳になって初めて、土いじりを始めて気がついたことは

家の中に美女才媛がいれば別段問題はないのだが、所帯を持った後になって愚妻を娶ったと判っても後悔先に立たずであるから、そんな時には外部に活路を求めるのが家庭円満を持続させるに不可欠の重要な過程であり、先人たちはこの晴耕雨読の儀式が持つ本来の意味深長なる智恵に対して、衆議一決をもって『過程再縁』の名を冠したに違いない。

と云うことである。

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涙腺子の空間 キーワード 日記

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